念願の「スイスの聖地」へ。

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1291年8月1日。

スイスの3原州、Schwyz(シュヴィーツ州)、Uri(ウーリ州)、Unterwalden(ウンターヴァルデン;現在のObwaldenオプヴァルデン準州とNidwaldenニトヴァルデン準州)の代表がRütli(リュトリ)の草原に集まり、当時この地域の支配を強めようとしていたハプスブルク家からの独立と永久盟約「リュトリの盟約」を交わしたことに始まったスイス連邦。

リュトリの草原は、第2次世界大戦の時に当時の将軍 Henri Guisan(アンリ・ギザン) が軍の部隊長をそこに集め、スイスをドイツの侵攻から防いだことでも知られている「Reduit-Strategie(レデュイ・プラン)」を行った場所でもあります。

『スイス在住中にしたいことリスト』に

・リュトリの草原に行きたい
・国名の語源となった3原州の1つのシュヴィーツに行きたい
 (Suisseスイスはフランス語での呼び方で、ドイツ語ではSchweizシュヴァイツという)
・シュヴィーツにあるBundesbriefmuseum(スイス連邦古文書博物館)に行って、1291年に結ばれた「リュトリの盟約」の実物を見たい

というのがあり、行ってきました。

リュトリの草原は中央スイス地方にあるVierwaldstättersee(フィアヴァルトシュテッテ湖;四森州湖)の一部であるUrner-see(ウルナー湖)の湖畔にあります。TOP写真は湖から見たリュトリの草原。森に囲まれています。

ルツェルンなどからフィアヴァルトシュテッテ湖を周遊する遊覧船で、もしくは陸路でSeelisberg(ゼーリスベルク)まで行き、そこから山を下って行くことができます。我が家はリュトリの対岸にあるBrunnen(ブルンネン)まで車で行き、そこからリュトリへ。遊覧船は大体1時間に1本。私たちが乗船したのは蒸気船の外輪船でした。船内からエンジンと外輪が見えるようになっていました。

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リュトリの船着場までは約10分。
ここが建国の聖地のためか、すれ違った人の3、4割りくらいの人がスイスのTシャツや帽子をかぶっていたり、8月1日の建国記念バッジをつけていたりでちょっとビックリしました。

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船着場から10分ほど歩いたところにリュトリの草原があります。

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スイスの人にとっての聖地ですが、国旗が掲揚されているだけで、碑の類はありませんでした。。。

船着場からリュトリの草原までの道のりの途中にはテラスレストランがあり、その奥から Weg der Schweiz(スイスの道) が始まります。「スイスの道」とは、リュトリからブルンネンまでウルナー湖の湖畔をほぼ一周する全長約35kmのハイキングコース。スイス建国700年を記念して1991年に整備されたそうです。このハイキングコースの面白いのは、スイス連邦への加盟順に各州の人口に応じた長さが割り振られていて、州境には石碑があること。我らが バーゼル・シュタット準州 はウルナー湖の一番南の部分が割り当てられています。

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石碑の上面、右下に「BASEL STADT 1501」と書かれているの、写真で見えるかな?

35kmも子連れで歩けないので近くまで車で行き、歩いたのはバーゼル・シュタット準州に割り当てられた道だけ(^^;

そして、スイス連邦古文書博物館へ。

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館内は撮影禁止だったので「リュトリの盟約」の写真はありませんが、現物はラテン語で書かれていて、そのドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語、英語の訳があったので内容は理解できました。

最後にはスイスの伝説のヒーロー、Wilhelm Tell(ヴィルヘルム・テル;ウィリアム・テル) がハプスブルク家の代官、ゲスラーに命じられて息子の頭にリンゴを乗せ、そのリンゴを射抜いた場所、Altdolf(アルトドルフ)へ。「スイスの道」のバーゼル・シュタット準州が割り当てられている箇所の近くにあり、町の中心にはテル親子の銅像があります。

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中央スイスはスイス発祥の地。
縁あって約2年間過ごしたスイスの歴史をちょっとだけでも垣間見る事ができた日曜日の午後。

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by eenymeeny | 2009-07-06 10:01 | 旅行 :: スイス | Comments(0)  

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