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アルプス旅行 - Day 4 -

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アルプス旅行4日目。

写真は、早朝の Mürren(ミューレン)

ミューレンからBergbahn Lauterbrunnen-Mürren(ラウターブルンネン・ミューレン山岳鉄道;BLM)とロープウェイでラウターブルンネンまで戻り、

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(アルプスの谷間にあるラウターブルンネンの駅から見える滝は Staubbachfall(シュタウプバッハの滝) といい、落差約300mで、ヨーロッパ第2位の規模だそうです)

そこから Wengernalpbahn(ウェンゲンアルプ鉄道)に乗って、Kleine Scheidegg(クライネ・シャイデック) へ。

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念の為、旅の前に、小児科の先生に「ユングフラウヨッホに行くのですが、ryuの月齢でも大丈夫ですか?」と尋ねたら「一気に登らないで、時々コーヒーブレイクしながら行くといい。でも、子供よりも大人の方が高山病になりやすいから、気をつけて」と言われたので、乗り換える前にクライネ・シャイデックでコーヒーを1杯。

そして、ユングフラウ鉄道 に乗り換え、いよいよ Jungfraujoch Top of Europe(ユングフラウヨッホ;3454m) へ!

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クライネ・シャイデック駅。

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進行方向右側の窓からはアイガー、メンヒ、ユングフラウの三山!
そして、谷の反対側の崖の上にはミューレンの村が。(「miny moe」のyとmの間らへん)

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ユングフラウ鉄道はユングフラウヨッホに着くまでの間に停車駅が3つあり、1つ目の停車駅、Eigergletscher(アイガーグレッチャー;2320m)の後からはトンネルになります。なんと、アイガーとメンヒの中を通るのです!トンネルの全長は約7.1km。

ということで、残りの2駅はトンネル内にあるわけですが、1つはアイガー北壁の真ん中、Eigerwand(アイガーヴァント;2865m)で、もう1つは山の反対側が見渡せるEismeer(アイスメーア;3160m)。この2つ駅は登りの時だけ5分間停車します。

トンネル1つ目の駅、アイガーヴァント。
停車時間が5分しかないので、みんなちょっと急ぎ足で展望窓へ。でも、すでに標高2865mなので、気をつけて!

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展望窓。窓の外は、あの有名なアイガー北壁です。

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窓から下方を見た図。おぉ、こわ…。

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この駅はアイガー北壁を登るアルピニストの緊急避難所になっていて、救助隊の出発地点にもなっているそうです。

そして次の停車駅、アイスメーア。
ここの展望窓からは Fiescher Glacier(フィッシャー氷河) を見ることができます。

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トンネルを走行中は車内に取り付けられたテレビに現在の標高や、ユングフラウ鉄道の歴史、アルピニストのエピソードなどが上映されていました。

そして、ユングフラウヨッホに到着!

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私の写真なんかじゃ、その凄さを全く伝えられません…。ごめんなさい。

そして、反対側には Aletschgletscher(アレッチ氷河)

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この氷河、厚さは900mもあり、1年に180mも動いているのだとか。世界遺産に登録されています。

Plateau(プラトー)展望台で眺めを楽しんでいたら、急にヘリが。

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高山病で体調が悪くなった人を標高の低い場所にいち早く移動するための出動だったようです。ユングフラウヨッホの標高は3454m。そこからさらにエレベーターでSphinx Terassen(スフィンクス・テラス)に上がると3573m。滞在中、4、5人ほど体調を悪くして倒れている方を目撃しました。要注意です。幸い、私たち家族はryuを含め、皆大丈夫でした。でも、2日目に年齢制限で行けなかったクライン・マッターホルンとの高度差は310mしかないので、ryu的にはギリギリだったのかもしれません。

ちなみに、私たちがユングフラウヨッホに居たのは午前11時ごろだったのですが、そのときの気温は氷点下5℃。防寒をしっかりとしなければ辛いです。

そして、下山。

ユングフラウ鉄道でアイガーグレッチャーまで下り、そこからクライネ・シャイデックまでハイキング。

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地球の歩き方によると、このユングフラウ鉄道、工事が始まったのは1895年。そして難工事のため、開通まで16年もかかったのだとか。真冬も工事は行われ、下界と隔離されてしまうその間、現場の人たちの食料は氷河に貯蔵していたそうです。ユングフラウヨッホからの眺めも、なんとも言葉にできないほどの感動を覚えましたが、この鉄道物語もとても興味深く、なんだかロマンを感じます。

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by eenymeeny | 2008-07-31 07:43 | 旅行 :: スイス  

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