28日。
朝一でプジョーくんをディーラーさんに引渡し、第2船便&アナカン出し。
第1船便後に荷物の余裕ができたので調子に乗ってたら荷物が思いのほか増えてしまい、作業中はヒヤヒヤ。
17時からダンナさんの職場でFarewell Apéroを主催することになっていたのですが、引越し作業に予想以上に時間がかかってしまい、そっちでもヒヤヒヤ。結局アペロ開始15分前に終わり、慌てて職場に向かったのですがたくさんの同僚さんが手伝ってくれたので無事時間通りに開始できました。同僚の方以外にも多くの研究者仲間さんたちにも駆けつけていただきました。
ダンナさんの挨拶から始まり、ボスのご挨拶。ボスとボスの秘書さんには本当に良くしていただきました。仕事関係だけでなく、プライベートなこともサポートしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、同僚さんたちからステキなプレゼントをいただきました。思い出のたくさん詰まった同僚さんたちの写真入りデジタルフォトフレーム!そしてなんと私とryuにもそれぞれプレゼントが!私はウシさんが描かれた四角い(!)傘、ryuはウシさんが描かれた文具セット。本当に感激でした。本当にありがとうございました!大切に使わせていただきます!
アペロには野菜スティックやらハム、トマト、パイナップル、ブドウ、クラッカー、チップス、オリーブなどに加え、
Comino にちらし寿司を注文したのですが、大きな2桶があっという間に完売。みなさんに"Great Apéro!"と言っていただけで本当に良かったです。ただ、私がダンナさんの誕生日に
作って持って行った バナナシフォンケーキを大層気に入ってくださった方にシフォンケーキへの思いを熱く語られ(その後、3回以上自分でチャレンジしてみたそう)、シフォンケーキを焼かなかったことを激しく後悔…。日本からレシピを送る約束をしました。
立食だったにも関わらず、最終的にお開きになったのは10時過ぎ。
集まってくださったみなさま、本当にありがとうございました。
29日。
家の状況確認&鍵返却。
日本に残してきたマイホームには半年しか住んでいませんが、バーゼルの家には2年住んだので私の中で(そしておそらく日本に半年しか住んだことの無いryuにとっても)「家」というとバーゼルの家。名残惜しくてなかなか家の前から離れることができませんでした。。。家の写真を撮り、家がある通り名の書かれた看板もパシャ。スイスに来る前、会社の人事にスイスでの住所を伝える際にドイツ語読みを知らなくて英語読みで「ハブスバーガー」と読んで「なんかハンバーガーみたいな名前だねぇ」なんて会話をしていたのが恥ずかしく、そして懐かしい…(^^;本当は「ハプスブルグ通り」と、由緒ある名前だったのです。
引越し荷物、正式に容量OKとの連絡が着て一安心。
お昼はまたノバルティスで友達とランチをし、銀行口座をクローズし、別の友達とお茶し、また別の友達とディナー。
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そして、いよいよバーゼルを発つ日が明日となりました。
実に、実に濃い2年間でした。
素晴らしい人々に出会い、来たときはお座りしかできなかったryuは今では走り回ったりおしゃべりも本当に上手になり(昨日は「バーゼル、バイバイなの?さびしい…」と言ってました)、家族の時間をたくさん持つことができ、ドライブ好きなダンナさんのおかげで10年分くらいの旅行をし、ちょっとだけドイツ語も分かるようになり…。
バーゼル子ども会では引越しする会員にみんながそれぞれメッセージカードを作成し、それを綴じてプレゼントしてくれます。いただいたカードはどれもみなステキなもので、読んでいて色々な記憶が甦ってきました。
そして、そのカードのメッセージの中に「ファミリーにとって小さな子どもとスイスで暮らす事は楽しいだけでは無かったと思うけど」というフレーズがあり、スイスに来て1ヶ月くらい経ったころ本当に辛くて急に涙が出てきたことが何度かあったの思い出し、思わずまた涙…。
今振り返ると確かに大変なこともありましたが、でも、それ以上に楽しいこともあり、刺激的で、視野が広がったと思うし、異国の地で育児という素晴らしい経験ができて本当に良かったと思います。辛かった時に友達が「きっといつか"こんな日もあったわね"って思える時が来るわ。」と言ってくれたけど、今、正にそのときかも。
ダンナさんも2年間、本当に頑張ってくれたと思います。ダンナさんにとっては初めての海外生活。しかも英語ではなく、ドイツ語でもなく、スイスドイツ語。私とryuが来る前に1人で役所手続きをし、保険をかけ、少しでもいい物件をと仕事の合間に十数件も見て周って家を探し、電話などの手続きをし、最低限の家具を揃え、私たちが来てスムーズに新生活を始められるようにしてくれていました。
私の「いつかまた海外で暮らしたい」という夢をかなえてくれ、こんなにも充実した毎日を過ごさせてくれたダンナさんには心から感謝したいと思います。
ありがとう。
帰国を明日に控えても、なお、実感は湧いてきません。
きっと湧かないまま出発し、日本に着いたらある意味「本当の日常」に戻って、バーゼルでの生活がまるで夢だったように感じるのでしょう。
でも、夢ではない。
いつの日か、ryuがもうちょっといろいろと分かるようになったときにまた家族でスイスに訪れて、ryuが育った場所を見せてあげたいなと思っています。
そのときまで
またね!スイス!
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日本に帰ったらブログ名を「eeny meeny miny moe」に戻し、更新頻度は低くなるかもしれませんが(今はもう日課になっているのでもしかしたら毎日書くかも!?)ブログは続けるつもりです。遊びに来てくださいね。
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